【AI】近未来の世界が手元に来ている話【ゼノンザード】

今、勝負事の世界にある異変が起こっている。
それは「ヒトよりも強いAIの誕生」である。

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対AIの軌跡

AIに関する知識やAIが現れた分野の情報は付け焼き刃レベルなので、リンクが多くなることをご容赦願いたい。
ただし、どのリンク先の記事にもなかなか興味深い事が書かれている点は保証する。

 

ヒトよりも強いAIとして最も有名であろう、チェスの世界王者に黒星を付けた初のコンピューターディープ・ブルー

電王戦でプロ将棋棋士に勝った「Ponanza」
将棋ソフトの進化は将棋界に何をもたらしたか。これまでの電王戦を振り返る|将棋コラム|日本将棋連盟

ディープラーニングによる学習でプロ囲碁棋士を打ち倒した AlphaGo
女流囲碁トップ棋士が語る、「相棒AI」との付き合い方 | 日経 xTECH(クロステック)

 

評価関数に入れる値の自動生成やディープラーニングの採用、AI同士で何千万回も戦わせることで大量にデータを得る等によって、困難と言われてきたゲームでのヒト超えを成し遂げてきたAI達。
上記のような完全情報ゲームのみならず、去年2019年には不完全情報ゲームかつ多人数戦であるポーカーや麻雀においてもAIは最強格まで登り詰めている。
ポーカーの複数人対戦でAIがプロに圧勝、初の快挙が世界にもたらすインパクト|WIRED.jp
「この強いAIは何だ?」オンライン麻雀の“謎”の答えは、マイクロソフト ──「不完全情報ゲーム」に強いAIは金融業界を変えるか | Business Insider Japan

 

『AIが人間を超える』、そんな数々のSF作品に描かれてきた近未来の出来事が今、現実に、現在進行形で起きている。
そしてそのAIの波が遂にオリジナルカードゲーム、デジタルゲームの世界にまで波及した。
それが【ゼノンザード】であり、そのAI部分を担っているのは「Ponanza」のメイン開発者がリードエンジニアを務めているAI専門の会社、HEROZ株式会社である。


ゼノンザード<ZENONZARD>公式サイト│ BANDAI

 

AIの2つの側面とゼノンザードのAI

対AIという形でAIについて上で軽く書いたが、一緒に貼ったリンクにもあるようにAIは「ヒトのパートナー」としての側面も持っている。
【『ゼノンザード』インタビューその2】AIがデジタルカードゲームに新しい風を吹き込む! - ファミ通.com
ゼノンザードのAIについて知るのであれば、おそらくこの記事が最も分かりやすいだろう。
アプリ配信よりずっと前の記事ではあるものの、ゼノンザードにおいてAIが採用されている事の利点が数多く紹介されている。

上の記事では触れられていないが、ゼノンザードでは最も強い対戦特化型AIというものが存在しており、そのAIと対戦できるイベントが時折行われる。
つまりゼノンザードでは「最強の敵であるAIへの挑戦」「最高のパートナーであるAIとの連携」のどちらの経験も得られる、カードゲーム、デジタルゲームとして唯一かつ非常に特異的な作品となっているのだ。

 

今この状況の面白さ

自分にとってMTG遊戯王デュエルマスターズ等のカードゲームや、マリオやポケモンなどのデジタルゲームは昔から触れてきた「自分たちの遊び」と言う感覚があるが、チェスや将棋等にはそこまで触れてこなかった。

それに、いくらチェスや将棋等でAIが強くなった所で、プロとしてそのゲームに人生を賭ける程強い人達と同じ目線でAIに対する事が出来る程、自分には知識も経験も無いしまず追い付けない。
その道におけるAIの凄さ強さ素晴らしさを実感しきれることは永遠に無いのだ。

しかしこのゼノンザードはどうだ。
自分たちの庭であるカードゲーム・デジタルゲームの世界に、他の分野で目覚ましいほどの活躍を見せるAIが降りてきている。
しかも誰もが未踏の全く新しいゲームで、だ。
それはこれまで絵空事でしかなかった、ヒトより強いAIの存在を全力で感じ取れる非常に魅力的なチャンスだと自分は感じている。

自分にとってゼノンザードというアプリが今存在しているのが、奇跡にも近いような感覚なのだ。

自分はβ時代に判断ミスによって最強AIに敗れ、先日には様々な幸運が重なって最強AIにリベンジを果たす事が出来た。

でもまだまだ足りない。普段一緒に戦うパートナーのAIのプレイにすら感心させられるし、カードゲームはカードの追加や調整でゲームそのものが大きく変わる。
もっと、何回でも、いつまでも最強AIに挑戦したい。こんなに面白い遊びはそうそう見つかりはしない。
そんなゼノンザードをプレイできている今が最高に楽しい。

今後ずっとゼノンザードが続いて欲しいというのが今の一番の願いだである。続かなかろうが何か大きな変化が起きようが、きっと今この時の感覚を忘れることはできないだろう。

 

 

【追記】AIシンガーきりたん

今のAI技術の高度さと手軽さが体感できる好例となる出来事が最近起きたので動画と記事をご紹介
是非きりたんともコラボしてほしい……

suzusime-log.hatenablog.jp