ミノタウロスを用いたタッチ多色化について #ゼノンザード
フォースの組み合わせについて考えている中で思い至ったのが、表題のミノタウロスを用いたタッチ多色化。
タッチというのは、要は複数の色を半々くらい入れるような多色ではなく、メインの色に加えて他の色を少しだけ入れる構築方法。
元々「ミノタウロスは基本的に破壊されるし、リソース不足解消にも使えるな」とは思っていたし、タッチ多色化も出来なくはない、くらいの感覚だった。
多色化はキマイラがあるしね。
そんな中新カードがちびちび公開されきて、
紫使いたいなー、
リプレイスと組み合わせたいなー、
連携もいい効果だなー、
とか思いながらフォースの組み合わせについて考えてカードリスト見返してたら、思ってたよりつまみ食いしたいカードが見えてきたので、つらつら書いてみることにした。
以下ミノタウロスの解説とタッチ向けカードの一部
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ミノタウロスについて
ミニオンの攻撃によるプレイヤーのライフ削りを抑制するフォース。
βテストでの環境では、例外は多くあるものの基本的にはフォースを割るより顔を詰める方が勝ちに繋がりやすく、AIもフォースのライフを1残して割らずにおく、といった行動がよく見られた。
ミノタウロスはその効果から無視がしづらく、かなりの割合で破壊されるフォースとなっている。
フォースが破壊された時の効果は文章から受ける印象より強力なものとなっている。
実際、フォースを守る為にリソースを使うより、フォースが割られる事を許容してマナと手札を得つつデッキ圧縮をした方が良いという状況はかなりある。
もちろん、ミノタウロスすら無視して勝ちに行ける方法はあるが、
(高DPとか効果ダメージとかデッキデスとか)
今回はミノタウロスの【かなりの割合で破壊される】という点に着目し、デッキからベースミニオン、特にメインの色とは別の色のベースミニオンをサーチする目的で採用してみよう、というお話。
別色ベースミニオンサーチの目的で採用する場合、ミノタウロスだけなら別色ベースミニオンの採用はおそらく1枚、出せる色は基本的に1つなるだろう。
パンドリアやリトル・プランクを合わせて採用すれば色の種類や数はより多数出せるだろうが、
今回は色1つ、βテスト時点での公開カードの中でタッチ採用できそうなカードを軽くリストアップ。
本当はすでに公開済みの青や紫のカードにも絡めて話したいけど、まだカードゲーマーvol.47でしか公開されてないカードがあったり、画像持ってくるのが面倒だったりするから仕方ないね。
タッチ採用の参考くらいの感覚で。
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緑
緑は色1だと採用できそうなカードは少ない
強いて上げるならこのバインディングアイヴィくらい。
黄
どちらも中々に汎用性があるカード。
雛は運に左右されるが手札が減らないし、ウォークライは詰めにも守りにも使いやすい。
白
リアクティブシールドは相手の計算を狂わせやすいし、リプレイスはかなり有用な手札交換カード。
赤
トークンは割と使い道があるし、除去系マジックも色1としてはかなり強力。
フォースの組み合わせ3(フェニックス編)【ゼノンザード】
フラッシュタイミングで相手ターン中に動く事が出来るデッキであれば、使えるマナが倍になるに等しい優秀なフォース。
通常、相手のターン中に動こうとしたりマナを残してハッタリを効かせようとするとある程度マナを残す、つまりは自ターン中の行動に制限を掛ける必要があるが、
フェニックスがあれば自ターン中自由にプレイして、なおかつ相手ターンに向けて手札を構えることができる。
クローズドベータでの感触や配信等でAIの動きを見ている感じだと、AIもマナと手札が残ってればある程度フラッシュの警戒をするので、AIに対してもハッタリは使えると見ていい。
ウロボロス程ではないが、かなりの種類のデッキで採用の可能性がある。
1コストミニオンや殴り終わったミニオンをマナにしても、返しのターンでマナ化出来る事を覚えておくと序盤の動きに幅が出る。
ケイローン+フェニックス
マジックが多い単色ならばとりあえずこれは一考する。
そもそもフラッシュタイミングに動くのはマジックが大半のため、相性が良いのは間違いない。
フェニックスが壊された後でも、マジックでフラッシュタイミングを狙いやすい点も良い。
ミノタウロス+フェニックス
フラッシュタイミングを見つつ、速攻対策をしたいときはこの組み合わせになる可能性が高い。
相手が高DPでのビートを狙うデッキや特殊勝利系でない限りは、どちらか、もしくはどちらもフォースが割られるような組み合わせのため、それを前提にデッキを組むと面白いデッキができるかもしれない。
ペガサス+フェニックス
ペガサスの中では比較的に相性がいい組み合わせ。青辺りでこの組み合わせを見るかもしれない。
ペガサスらしく小型多めでマナ加速か、ティルト&ウェルト等をマナに出し入れする形かつ、フラッシュタイミングを見る型になると思われる。
ペガサスを使う前提で相方にフェニックスを採用するような形。
サイクロプス+フェニックス
ミニオンは攻撃に使い、フラッシュタイミングで守るような形になるだろう。
BPを高め攻撃を通しつつ、ブロッカーが少なくがら空きだと思わせた所に不意を打てると強い。
自分はトークン型赤単でこの組み合わせを使っていた。
オルトロス+フェニックス
オルトロスの効果対象である大型ミニオンと、大型ミニオンを出した返しのターンでもフラッシュタイミングが使えるため、
オルトロスの相方としてフェニックスは悪くない選択肢だと思われる。
大型の飛来や高コストマジックが増えると面白そうな組み合わせ。
スフィンクス+フェニックス
今のところ特に強いシナジーを感じる組み合わせではないが、流行りのデッキに対するメタデッキや、今後のカードプールの広がりによっては見かけるようになる組み合わせ。
スフィンクスには全部こんな感じで書いてる気がするけど気にしない。
キマイラ+フェニックス
フラッシュタイミングに動くことを意識したデッキで、
デッキの安定性を高めようとするとこの組み合わせになりやすい。
βテスト時に最強AIストライオ・ザナクロンが使った黄単デッキのフォースがこれ。
ウロボロス+フェニックス
まさにアドバンテージ+アドバンテージと言えるような組み合わせ。
ミニオンも使いフラッシュタイミングも使うような、
普通のデッキならとりあえずこの組み合わせを試していいレベル。
フォースの組み合わせ2(ウロボロス編)【ゼノンザード】
今回はウロボロス。
前回と被る部分はコピペ的な感じで済ませるつもり
相手に何か反撃の手が無さそうなら、守りの事を考えずに殴りに行けるようになる強フォースの一つ。
トークン、再起、マジック、登場時効果辺りが中心のデッキでは採用率が下がりそうだが、大半のデッキに採用されうる汎用性の高さがある。
そもそもの守りが強い白や、有用な破壊時効果を多く積んだデッキには、攻撃の機会を増やすためにより採用されやすいだろう。
ライフが2であることと緑のレスト魔法による効果消失には気を付けたいが、それくらい。
相手がウロボロスを採用していたら破壊優先度はそこそこ高い。
フェニックス+ウロボロス
まさにアドバンテージ+アドバンテージと言えるような組み合わせ。
ミニオンも使いフラッシュタイミングも使うような、
普通のデッキならとりあえずこの組み合わせを試していいレベル。
サイクロプス+ウロボロス
攻撃を通しつつ守りもきちんとしたいような型と相性がいい。
貫通や強制防御、バニラ等元々のBPが高めのミニオン達と組み合わせたい。
ミノタウロス+ウロボロス
中・大型中心のデッキ辺りで使われるであろう組み合わせ。
この組み合わせはフォースのライフを回復したり守ったりして盤面を固める白で見ることも多い。
確か魔力ケイラアグロのメタデッキである無色デッキがこの組み合わせだったはず。
ケイローン+ウロボロス
攻撃、守りにおいてミニオンを利用しつつマジックも使っていきたいようなデッキに合う。
基本的にどの色でもマジックは強めに設定されているが、白、緑、青、紫辺りの単色に使われいるのを見るかもしれない。
ペガサス+ウロボロス
移動権とアクティブ化の相性はそこそこよく、マナとして使用したミニオンをブロッカーとして2体出せるというのが面白い。
ただ、うまく使おうとするとマナへの仕込みが事前に必要になるというのが難しい。
現在公開されている分だと、青のマナ化除去に対する軽いメタにはなりそうといった感じ。
緑でマナ加速からの村娘で打点稼ぎに使えなくはないが、村娘はアクティブ化してもブロックに参加できないので、この用法のみではウロボロスである意味は薄め。
手札やデッキ、墓地のミニオンを直接マナゾーンに送り込めるようなカードが増えてくれば注目されうる組み合わせなのは間違いない。
オルトロス+ウロボロス
重いミニオンを有効活用しようとした際の選択肢の一つ。
やはり貫通と組み合わせたいが、5コスト以上のミニオンは独特な効果を持っているミニオンが割といるため、彼らを使いつつ殴り・守り性能を高めても面白いかもしれない。
スフィンクス+ウロボロス
有用な低コストが増えれば増えるほど注目されうる組み合わせ。
ただ、基本的には単色かつ環境メタとしてスフィンクスが採用される際、相方としてウロボロスが採用されるだろうという感じ。
キマイラ+ウロボロス
安定オブ安定の組み合わせ。
ミニオンが無理なく攻撃に向かえて、かつ事故を起こし難いというのは純粋に強い。
大半のデッキにおいて選択肢に入る。
フォースの組み合わせ1(キマイラ編)【ゼノンザード】
フォース個別の考察に関してはそこそこみるものの、
組み合わせに関してはあまり見た覚えがないので書いてみることにした。
今回はキマイラとその組み合わせについて。
キマイラ
あの最強AI、ストライオ・ザナクロンも使用していたり、鬼強デッキ「魔力ケイラアグロ」のフォースだったり、βテストで猛威を奮ったフォースがこのキマイラ。
汎用性が高過ぎて正式リリース時には何かしらの調整が入ってるのではと言う声も多い。
主に下記の理由で採用される。
- デッキの無理のない多色化
- デッキのベースミニオンの採用枚数を絞る
- 初手色事故を無くす
単色デッキに使われるほど汎用性が高く強いが、その影響で、
組み合わせを考えた時に相方のフォースそのものの採用理由に繋がりやすい感じがある。
ケイローン+キマイラ
「魔力ケイラアグロ」デッキ、つまりは
魔力喰い+優秀なマジック+低コストだが相手ライフを狙えるミニオン+ケイローン+キマイラ
の組み合わせでβテストプレイヤーならかなりの割合で知っているデッキのフォース。
このデッキに対してのみに強いメタデッキが組まれるくらいには意識されていた。
魔力ケイラアグロではなくても、マジックを使う多色orベースユニオンを減らしたい単色であるならばこの組み合わせが必ず選択肢に入るだろう。
自分も「マナ加速+ラケシス」のコンボデッキを組んだ際に、
即採用になったのがこの組み合わせだった。
レシピのスクショが残ってたので貼り貼り
フェニックス+キマイラ
フラッシュタイミングに動くことを意識したデッキで、
デッキの安定性を高めようとするとこの組み合わせになりやすい。
βテスト時に最強AIストライオ・ザナクロンが使った黄単デッキのフォースがこれ。
自分は絶対多色積んでるデッキだと思い込んで無理にキマイラ割りに行ったらそのまま潰されました。
ウロボロス+キマイラ
安定オブ安定の組み合わせ。
ミニオンが無理なく攻撃に向かえて、かつ事故を起こし難いというのは純粋に強い。
大半のデッキにおいて選択肢に入る。
ミノタウロス+キマイラ
ちょっと重めのデッキやガチガチに守りを固める白で採用されるイメージ。
フォース選択の時点で負け筋を潰しに行っている感じがある。
ペガサス+キマイラ
移動権を駆使したコンボ系多色はこれになると思われる。
ペガサスが疑似的なマナ加速でもあるし、多色で相手ターンのフラッシュタイミングを狙おうとする時にもこの組み合わせになってくるかもしれない。
ペガサス自体にティルト&ウェルトを出し入れする際よく使われるイメージがある。
サイクロプス+キマイラ
攻撃を通すことに主眼を置くデッキで採用されると思われる。
赤の速さやパンプ、緑の貫通、白の強制防御、もしかしたら紫系のデッキにも採用されることになるかもしれない。
強制防御デッキのレシピスクショが残ってたのでこれも貼り
オルトロス+キマイラ
サイクロプス+キマイラと似た感じなものの、より限定的な採用になると思われる。
貫通持ちや攻撃時のBPが高い5コスト以上のミニオンを
多く採用するデッキに使われるかもしれない。
上記ほぼオルトロスとしての考察だが、多色にできる・初手事故が起こりにくい、
という点では割とキマイラとの食い合わせは良さそう。
スフィンクス+キマイラ
5コスト以下かつ強い効果を持つミニオンは割といるので、
小・中型ミニオン中心の多色デッキに採用されるかもしれない。
βテスト時点では環境的にマジックもよく使われたため日の目をあまり見なかったが、
マジックが採用されにくいデッキが流行った際にはメタとして一考の余地あり。
ゼノンザードの各色の特徴についてまとめ
ゼノンザードに惚れ込んでる理由について
一番の理由はバディAIによるサポート機能がある事かなやっぱり。
【ゼノンザード/極秘情報あり】開発の偉い人と仲良くなって色々情報教えて貰ったwwwww【ゆっくり実況プレイ/ZENONZARD】
これが人にゼノンザードを薦める際によく投げる草の人さんの案件動画なのだけど
ゼノンザードをAIの面から切り込んでいる動画でなかなか面白く、
カードゲームそのものへの興味がそこまでない人でも
興味を持ちやすい内容になってるいい動画だと感じてる。
この動画で11分26秒くらいから出ている話題として、
「AIが初心者をサポートをする」というものがある。
これは『AIカードダス』というゼノンザードの大本のような企画で
既にテーマとして触れられていて、
AIカードダスが
【AIがキミを一流にする。】
AIカードダス第1弾のゼノンザードが
【AIと共に、AIと闘う】
というキャッチコピーとなっている。
ゼノンザードプレリリース
http://bandai-a.akamaihd.net/corp/press/100000749425069.pdf
βテストで実際にバディAIに触れてみた感じ、
ある程度カードゲームに慣れている自分でも
確かに対戦中のアドバイスや、バディAI対生身の対戦相手のリプレイを見るだけで
結構プレイングやデッキ構築案の足しになる感触を得ている。
自分は負けたけどバディAIが勝ってきてくれることも普通にある。
対戦中のAIアドバイスはかなり判断力を上げてあるそうなので、
ゼノンザードに触る際はぜひアドバイス機能を有効活用してほしい。
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自分がゼノンザードについて最初に強い興味を持ったのはおそらく、
今年の頭にカードゲーマーって雑誌に無料リアルデッキを付けて宣伝してた影響で
話題が流れてきた時だったと思う。
カードゲーマーvol.44
http://hobbyjapan.co.jp/books/book/b427757.html
その時はルールやカード効果が普通のTCGと遜色ないレベルの新しいDTCGが来る、
程度の認識で、それだけでも十分やる理由になっていたのだけど、
悩んだ末ゼノンザードのためだけにLINE登録してβテストに参加。
βテストでAIの出来の良さやAIを活用している事の利点に触れて、
今激推しの作品になってる。
他の人にガンガン推してるのも実際に触れた感触が良かったからで、
AIのサポートに信用を置いているからこそ
DTCGにそこまで興味無い人にも機会があれば推してる、っていうのが現状。
ゼノンザードは触ったのがβテストだけでも本当に気に入ってるゲームなので、
配信開始されたらぜひ触ってみて欲しい。