ゼノンザードの環境に革命が起きた
「ワイルドランド」のF・ミニオンカード「荒野の旅人」をご紹介!
— 【公式】 ゼノンザード<ZENONZARD> (@zenonzard) August 4, 2019
召喚時に各色のB・ミニオンカードをデッキからサーチして手札に1枚加えることができる。どの色のデッキでも活躍が見込める低コストミニオンだ。必ず初期手札に加えたい1枚。https://t.co/MfhSPAI7ED#ゼノンザード pic.twitter.com/gq6hukTDgB
先日発表されたこのカード1枚でほとんどのデッキの構築が変わる事になるだろう。
発表された時のあまりの衝撃にこの記事を書かざるを得なかったレベル。
ほぼ全てのデッキにおいて、このカードかキマイラのどちらかは採用されるような状態になると思われる。
明らかにフィニッシャー等の方向性としては強くないが、β時点でのデッキ構築の常識を変える、汎用性の高い強力なカードと言える。
以下利点と欠点の考察
利点
『フィールドミニオンである』
ベースミニオンでもマジックでもない。
つまりはマナさえあればメインフェイズで自由に使用でき、移動権によるマナ加速や壁にもなり、場合によっては打点にも繋がる。
『無色1コストである』
ベースミニオンを引かなくとも1ターン目から使用できるし、1ターン目以外に使用しても使用マナを圧迫しにくい。
特に序盤はミニオン同士の戦闘が起こりにくいため、BPが低くても影響が少ない。
『手札が減らない』
例え手札に加えたカードに使い道が無くとも、それが手札であるという時点で価値が出る場合がある。
『必要に応じたカードを選択してサーチできる』
デッキ中に複数種のサーチ先があれば、その場その場で最も適したカードをサーチできる。
このカードの場合は多色デッキの際、足りない色をデッキから持って来れるため、安定性が増す。
『デッキが圧縮できる』
デッキの中から特定のカードを抜くということは、それ以降のドローで対象のカードを引く確率が0になるということである。
(もちろん同名の別カードを引く事はあるだろうが)
『ベースミニオンが手札に加わる』
これのみで色事故が減る、もしくはデッキの枠が広がるのは間違いない。
ベータ時点のキマイラを採用しない単色において、色ベースミニオンは基本的に7枚が基本的な枚数、盾持ちゴブリンも大体3枚入っている状況だった。
この盾持ちゴブリンの枠を荒野の旅人に置き換えるだけでベースミニオンが実質10枚入っているようなものになるのでかなり安定性が増し、そこまで必要ないならば元のベースミニオン自体を4,5枚程度に減らして別のカードを入れることもできる。
しかも、これのみに留まらず、正式サービス時には各色に配られるであろう連携の効果が、対応した色のベースミニオンを手札に抱えておくことによって効果を発動しやすくなり、さらなる1ドローへと変化することになる。
そしてこれはただの妄想だが、もし今後メリエルナやワイズ・ドラマーのような手札のベースミニオンを何らかの形で使用するカードが現れた場合、さらに重要性が増すだろう。
欠点
- 使用するためにはこのカードを引いておく必要がある
- サーチしたカードの使用に基本的に1ターンはかかる
- サーチできるカードが限られている
『使用するためにはこのカードを引いておく必要がある』
このカードを確実に手札に入れる手段が無い以上、結局はここに行きついてしまう。
キマイラとの決定的な違いはここに表れる。
『サーチしたカードの使用に基本的に1ターンはかかる』
パンドリアもそうだが、サーチ先がベースミニオンかつマナフェイズが過ぎているタイミングのため、基本的には引いてすぐに色が出るわけではない。
プレイ時に好きな色をすぐに出せる、という点のみだけ見れば、今の所リトル・プランクが最も優れているだろう。
『サーチできるカードが限られている』
気を付けなければならないのが、サーチできるベースミニオンは各色の特別な有用効果を持たない基本的なベースミニオンで名称指定されていることで、それらが構築時に少なかったり、対戦中に引き切ったりしてしまうと、効果が不発してしまう事になる。
不発を避けようとするならば基本ベースをできるだけ増やす方向になるかもしれないが、そこはデッキ全体との相性を考えたりなど、構築の腕を試される部分になるだろう。
不発については割り切るならば、連携などを採用せず、構築時点でベースミニオンを減らし、キマイラを採用せず、とりあえず実質7枚のベースミニオンになる、基本ベース1・特殊ベース3・荒野の旅人3という採用にするのも悪くはないのかもしれない。